Rising Force

クラシカルな要素を大胆にロックに持ち込み、驚異的な早弾きで革命を巻き起こし、グラハム・ボネットのアルカトラズでセンセーショナルなデビューを飾ったイングヴェイ・マルムスティーンのソロデビューアルバムです。

ヴァイオリン奏者のパガニーニに最も影響を受けたという、ディミニッシュやハーモニックマイナーという、それまではあまりロックで使われることがなかったクラシカル要素を感じるフレーズが全編に炸裂していて、とても素晴らしいです。

イングヴェイを批判する人の多くは、ただ速いだけと言いますが、感情を込めたエモーショナルで駆け抜けるようなフレーズを弾かせたら右に出るものはいない感じで素晴らしいと思います。

また、多くのフォロワーと決定的に違う点はクラシカル要素を持ち込んでも、素晴らしくエキサイティングな感じに仕上げることが出来ることだと思います。

この作品は初期なのでロックスタイルで影響を受けたというリッチー、ブラックモアが在籍していたディープ・パープルやレインボー的要素が強いですが、良い曲がたくさんあります。

おすすめ曲はベートーベンの「運命」を題材にしている「Far Beyond the Sun」でインプロヴァイズによる凄まじいソロプレイを披露しています。

イングヴェイも死ぬまで演奏し続けると言っているこの曲は、素晴らしい完成度で本当に格好良いです。

また、タイトルも壮大な「Icarus’ Dream Suite Op. 4」はシンフォニー的要素が感じられ、感動的で素晴らしいです。